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savoir faire@paris #158

10月に入って朝晩寒さを感じるようになってきました。 9月、10月は何かしらの見本市が開催される時期で以前も何度か紹介させていただきましたが街には世界中からバイヤーやデザイナーが集まり、ファッションウィークも重なって賑やかな季節です。

恒例のMaison & Objet(メゾン・エ・オブジェ)を訪れましたが、今年は例年よりも出展規模が小さく、会場の空気もやや落ち着いた印象でした。 以前のような熱気や“新しいものを見つけるワクワク感”が少し薄れていたように感じます。

それでも、季節柄、クリスマス関連の雑貨やオブジェが多く並んでいました。ツリーオーナメント、キャンドル、テーブルデコレーションなど、ホリデーシーズンを感じさせるアイテムも多く見かけました。

展示会のシーズンの一方ではマクロン政権内の政治的な不安定さが続いています。 2024年の議会選挙以来、どの勢力も過半数を取れず、フランスはねじれ議会のまま。 首相交代が続き、予算審議も難航。なんだか日本も似た感じですよね?

緊縮財政や社会政策をめぐって市民の抗議デモも活発になって Bloquons tout(全部止めよう)というスローガンで全国的な行動が呼びかけられ、交通機関が止まる日もありました。しばらく不安定な動きが続きそうなフランスの秋です。

par ATELIER LISBONNE