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こんにちは。
まだまだ寒いパリです。
このところ日本からご連絡頂くと「フランスは今、テロに狙われているそうですね。」とご心配頂きます。
日本大使館からも在住者向けに観光地や公共交通機関には注意をする、事件や不足に事態に巻き込まれぬようにとお知らせメールを頂きました。
・・・・とは言われてもどう注意したら良いのか?というのが個人的感想なのですが確かに街の中にライフル銃を持った軍人や警察が徘徊しております。

発端は西アフリカのマリ共和国で昨年から悪化してきたクーデターでイスラム系反政府軍やアルカイダに制圧されつつある地域を取り戻すために今年に入り大きくフランスが軍事介入していったことでテロ攻撃対象国に至ったというようなことです。
元々フランスの植民地だったことや鉱山資源が豊富な国なので利権も多く、戦わないわけにはいかないのでしょう。

観光でいらっしゃった方にはちょっと物々しい警戒のように見えるかもしれませんが危険は背中合わせです。くれぐれもお気をつけください。
などと申している私は本日、アムステルダム行きの列車に乗り込む前に数人の軍人に囲まれ、身分証明書の提示とスーツケースの開けるように命じられました。
中身はカルトンや定規などカルトナージュのお道具と数日分のお着替だったのですが、小瓶数個に分けられた糊にチェックが入りました。
白糊だと説明はしたものの開封してにおいを嗅いだり、下から覗いたりするので「舐めていただいても結構ですよ!」とイライラで語気を強めちゃいました。

もう一つ、世の中は同性婚の合法化でがやがやしております。
2月2日に議会投票の結果、大差で可決となりました。
大規模な反対デモも何度か行われましたが婚姻は当事者(異性、同性間)での契約・・・・このような条文が1条なのだそうです。
引き続き、養子の親権についても法案が議論されているようです。
同性でも異性でもご結婚はご自由にと言いたいところですが養子だ親権だのという次元にいくと巻き込んでいくものが大きく、同性婚合法反対?と個人的には思うのです。
3月にもまだ反対デモが予定されておりますので、物珍しそうに観光や移動中の皆さんは近づかない方が良いかもしれませんね。

2月はそろそろ旧暦新年を迎えるため、中国系観光客がヴァカンスでたくさんいらっしゃるようです。
ファッションウィークも後半に控えており、また日本からは卒業旅行の若い方達がたくさんいらっしゃってパリは賑やかです。
先日も恒例のMAISON AND OBJETの見本市に数日でかけてきました。
相変わらず、世界各国からバイヤーが訪れて賑わっており、毎度行っても楽しいですね・・・。

見本市があれこれ開催されている期間中の一環なのか?
RUE DU MAIL という通りが我が家のご近所にあるのですが巨大なアバジュールが通りの全てに吊り下がっているのを偶然発見いたしました!

この通りは高級インテリアファブリック生地のショウルームが立ち並ぶ素敵な通りなので各店からの協賛なのか?まだ聞いておりませんが寒い中あんまりきれいだったので、しばらくうっとり眺めておりました。

本当に偶然、夕食の帰り道に発見したのでカメラなど持っておらず、残念と思っていたらどういう訳か娘が自身のカメラを持ち合わせているというのでパチリ・・・と写しましたが何枚撮ってもぶれぶれでお恥ずかしいのですが雰囲気だけでも味わってみてください。
par ATELIER LISBONNE
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